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“bị”の用法(受け身)

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2.2.4
今回は、”bị”の用法(受け身)について学んでいきます。
前回は、”được”の用法(受け身)について勉強しました。

“được”の用法(受け身)は、ポジティブな結果の時に用います。一方で、”bị”はネガティブな結果の時に用いる受け身の用法です。

(1)主語1 + bị + [主語2 + 動詞(主語2の悪い結果をもたらす動詞)…]
(2)主語 + bị + [動詞(主語の悪い結果をもたらす動詞)…]
(3)主語 + bị + [名詞(悪い結果をもたらすモノ・事)]

例文をみてみましょう。

[1] Tôi bị cảnh sát phạt.
[2] Tôi bị đau khớp.
[3] Tôi bị kẹt xe.

[1]の文

“bị”の受け身用法のうち(1)のパターンです。”cảnh sát phạt”で「警察が罰する、警察が罰金を科す」という意味です。警察に罰金されることは悪い結果といえるため、”bị”をつかっています。

[2]の文

“bị”の受け身用法のうち(2)のパターンです。”đau khớp”は、「関節を痛める」という意味です。関節が痛いという悪い結果になっているため、”bị”をつかっています。病気や症状を訴える時に、”bị”をよく使います。

bị + 病気 / 症状

[3]の文

“bị”の受け身用法のうち(3)のパターンです。”kẹt xe”は「渋滞」という意味です。よって、渋滞に巻き込まれるという悪い結果になっているため、”bị”をつかっています。

例文の日本語訳

[1] 警察に罰金をとられた、警察に罰金を科せられた
[2] 関節を痛めた.
[3] 渋滞にあった.

補足

“được”はポジティブな結果の時、”bị”はネガティブな結果の時、一方で、中立な時は、”do”を使います。文法の構文は、”được”や”bịと同じです。

今回のレッスンのポイント

1.bịの受け身用法
(1)主語1 + bị + [主語2 + 動詞(主語2の悪い結果をもたらす動詞)…]
(2)主語 + bị + [動詞(主語の悪い結果をもたらす動詞)…]
(3)主語 + bị + [名詞(悪い結果をもたらすモノ・事)]
2.病気や症状を訴える
bị + 病気 / 症状

単語メモ

cảnh sát:警察
phạt:罰金する、罰する
đau:痛む
khớp:関節
kẹt xe:渋滞

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